このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
GIZMON HALF D ってどんなカメラ?


GIZMON HALF D (ギズモン ハーフ ディー)

ギズモショップのオリジナルブランド、GIZMON の名前のついた、とてもコンパクトなトイデジ「GIZMON HALF D」 これまでVivitar社のカメラをはじめ、様々な人気トイカメラ、トイデジを紹介、販売してきたギズモショップが 「おもちゃみたいなトイデジが多い中、小さくてかわいいのに本格的な撮影ができる理想のトイカメラ」を目指して開発したというこのカメラですから、当然期待しない訳にはいきません。
早速、GIZMON HALF D を入手することができましたので、レビューしてみたいと思います。

GIZMON HALF DGIZMON HALF D



GIZMON HALF D
パッケージがカッコいい! プレゼント用にもよさそう。

まずは、パッケージ。インパクトのある「D」のマークが輝く、白と黒のしっかりとした化粧箱に入っています。

一般的にトイカメラやトイデジというとパッケージにはあまり期待できないものが多いのですが(まぁそれでも気にならないものですが)これは相当カッコイイ。 箱をあけると、カメラ本体、USBケーブル、ストラップ(携帯ストラップ風のもの) USB用ACアダプター、取扱説明書(もちろん日本語)がきちんとクッションで緩衝されて入っていてさらに好印象!

カメラ好きな男性にプレゼントとして手軽なトイカメラを贈る方も結構いらっしゃると聞きますが、これならプレゼントとして見た目もかなり GOOD。
いきなり所有欲を満たされるパッケージングが「イイ!」です。


GIZMON HALF D
手のひらに乗るほどコンパクト。しかも操作は快適。

カメラ本体の第一印象ですが、これは私が事前にパンフレットの写真などを見て想像していたものよりもさらに一回り小さく感じました。
横幅わずか6.4センチ、というとちょうど一般的なサイズの名刺を半分にしたくらいの大きさです。 重さも30gと非常に軽いので、少し大きめのキーホルダーとしてカバンなどに伝手も違和感がないくらいです。

ボディは当然というか、プラスチック製で、フチの継ぎ目の部分などに少しトイカメラを感じさせる粗さはあるものの、組み立てはしっかりしていてシャッターボタンやメニューボタンなども押しやすいです。 このサイズのカメラだと成人男性の指などではボタンが押しにくくなるものが多いですが、このカメラはボタンの大きさ、押したときの固さなどうまく調整されているのか、操作感は上々です。


カラーモードはどれもハズレなし。ハーフサイズは遊び心が分かる人には良さそう。

このカメラの特長は、カメラの名前から察するとおり、ハーフサイズの写真が撮れること。 切り替えはカメラ背面のボタンでメニュー操作して行います。
デジタルカメラでハーフサイズ?などと思いつつも、実際に撮ってみて、なるほど、この遊び心はまさにトイカメラ!と感じました。

スタンダードサイズは 200万画素(1600x1200)、ハーフサイズだと半分の 100万画素(800x1200)になってしまいまうのですが、画素数の少なさからくる多少の画像の荒れが不思議と逆にフィルムのハーフカメラで撮った粒状感のような気になってしまうのです。 ハーフサイズは遊び心、と割り切れる方にはきっと面白いカメラになると思います。
加えて、スクエアサイズ(1200x1200)ではトイカメラユーザーが大好きな正方形の写真を撮ることもできます。

「ハーフサイズって結局通常の半分の画素数で撮るるだけでしょ?画像が粗くなるだけじゃない。」と思った人にはこのカメラは向かないかもしれません。
ただ、このクラスのCMOSセンサーの限界か、暗い場所で撮影したものは、粒状感とは言えないノイズがかなり発生しますので要注意です。 (このカメラのCMOSセンサーはiPhone3Gと同じものらしいです。)

10種類のカラーモードは、開発に特にこだわったというだけあってどれも面白い独特の色味になります。 トイデジではおなじみの VIVIDモード、トイカメラユーザーが好む現像方法「クロスプロセス現像」をシミュレートした CROSSPROCESSモード、女子系カメラ誌などでも大人気の淡いハイキーな写真になる BIYORIモード、コントラストの強いモノクロ写真が撮れる MORIYAMAモードなど、多彩。 中でも、個人的な感想では VIVIDモードと CROSSPROCESSモードはデフォルトに設定したくなるくらい良い色が出ると思います。 BIYORIモードもなかなか好印象でした
Standard ModeVivid ModeCrossProcess Mode
STANDARDVIVIDCROSS PROCESS
MORIYAMA ModeBIYORI ModeYELLOW Mode
MORIYAMABIYORIYELLOW

【撮影サンプル】(提供:ギズモショップ)


VIVIDモードは、人気の ViviCam5050 と同じくらいか少しおとなしめの彩色の印象。 色飛びしないギリギリであるこのくらいの彩色の方が個人的には好みです。 

CROSSPROCESS は、フィルムのクロスプロセス現像同様、あっと驚く色に仕上がります。 特に写真の白く明るい部分は蛍光グリーンの絵の具で塗ったように強烈で、 CMOS の画像ノイズが逆にフィルム独特の粒状感のような効果をつくるのでこれはこれで面白いです。

BIYORIモードは女子カメラ系の写真が好きな方にはピッタリくるカラーモードです。これはスクエア(正方形)フォーマットで撮影するとポラロイドっぽい、それらしい写真に仕上がります。 

また、LCDでどんな色味の写真になるかをリアルタイムに確認しながらシャッターを押せるので、好みの色合いの写真を狙いやすくなると思います。特にCROSSPROCESSモードの場合、どのような光でどんな色に変化するかを予測するのが難しいのですが、LCDで確認しながら撮れるのは便利です。

GIZMON HALF D

最大限に楽しむにはGIZMONコンバージョンレンズは必須かも。

GIZMON ではすでにたくさんのトイデジ・iPhone用コンバージョンレンズを販売されていますが、それらはこの HALF D のためにあるのでは?と思いたくなるほどに相性が良いです。
手持ちのトンネルエフェクター、フィッシュアイレンズ、ウルトラフィッシュアイレンズ2、マクロレンズで試してみましたが、どれも装着した感じ、レンズとしての相性もジャストフィット。 特にトンネルエフェクターとウルトラフィッシュアイレンズ2 はどのモードやフォーマットでも期待した効果のトイカメラらしい写真が楽しめます。
コンバージョンレンズがなくても十分面白いのですが、レンズがあるといろんな画角、効果でさらに面白くなります。取り付け、取り外しもマグネット式でくっつけるだけなので手軽です。 カメラ本体のレンズ部分にはGIZMONレンズ用のマウントリングが最初から埋め込んであるので、カメラのデザインを損ねることなく、加工をすることもなく簡単にレンズの取り付け取り外しができるのは本当に魅力です。


気になる点

使用してみて、気になった点もいくつかあります。

△ LCDが見にくい。
カメラ背部の LCD がバックライトの輝度不足で、日中明るい屋外などで見ると暗くてかなり見づらくなります。ただ、このバックライトを明るくすると電池の消耗が激しくなってしまうのも困る・・。多分そのあたりのバランスを考慮されてこの明るさ、と思うのですが、専用の小型 LCDフードみたいなのがあるといいかな・・と思います。

△ 電池の持ちが良くない? ファームウェアのバージョンアップにより改善されました。
このサイズのカメラの宿命か、電池の持ちがあまりよくないようです。 特に自然放電量が多いのか、カメラを満充電した後、撮影しなくても1-2日放置するだけで電池がほとんど空になってしまいます。(たまたま使用したカメラ個体の問題かもしれませんが)
できれば、使う直前まで充電しておくのが良いと思います。


△ メニュー操作に少しクセがある。
メニューの操作に若干癖があるので、慣れるまでは少し戸惑う事があるかもという気がしました。 LCDに表示されるメニューカーソルを上下にボタンで動かして選択、という操作なのですが、上下にカーソルを動かすボタンが左右に配置されていたり、カメラモードの切り替えボタンが分かりにくいところがあります。もう少しメニューボタンの割り当てが直感的になればいいですね。

カメラや撮影そのものには大きな影響のある問題は感じなかったのですが、これらが今後改善される事を期待したいところです。


総評

総合的にみて、今あるトイデジの中では最高に面白いカメラだと思います。 カラーモードや本体デザインなど、従来のトイカメラユーザーの「こんなトイデジが欲しい」という思いが小さなボディにこれでもかと詰め込まれていて、きっと多くの人たちにも納得のカメラなのではないでしょうか。 ハーフサイズという、デジタルカメラには「?」なフォーマットも単に「遊び心」としてだけでなく、CMOSセンサーの画像の「荒れ」をハーフで撮ったフィルムカメラの写真のような粒状感としてしまうあたり、とても計算されたトイデジだなぁと思いました。 また、これまでにあるGIZMONコンバージョンレンズがジャストフィットで使えると言うのももちろん大きな魅力です。
他のトイデジ同様いくつか(致命的ではないにしても)気になる点はあるものの、それらを上回るだけの魅力がこのカメラにはあると感じました。 

トイデジをはじめて使うという人はもちろん、トイカメラやトイデジをこれまで何台も所有している人も、きっと「おっ」と思わせるカメラなのではないでしょうか。

誰にでもおすすめできる、今一番HOTなトイデジであることに間違いなさそうです。




【関連リンク】
Vivitar ViviCam5050 [トイカメラ。] トイカメラの使い方 - ViviCam5050:紹介
Vivitar ViviCam8027 [トイカメラ。] トイカメラの使い方 - ViviCam8027:紹介
GIZMON コンバージョンレンズ [ギズモショップ]



※このページは新しい情報、変更などがあれば適宜更新します。



【その他のスペック】

イメージセンサー: 200万画素CMOSセンサー
静止画: 1600x1200 (Standard 4:3) 1200x1200(Square 1:1) 800x1200 (Half)
動画: VGA @ 30 fps  音声録音有り
レンズ: f=3.8mm, F2.6 , 0.5m 〜 ∞
マウント: GIZMONマグネットリング
フォーカス: フォーカスフリー
セルフタイマー: Off /10秒 / 20秒
連続撮影: 有り
オートパワーオフ: 30秒/ 1 分/ 3 分
ホワイトバランス: オート
露出補正: ±3.0 (1.0EV step)
ISO: オート / 100 / 200 / 400
カラーモード: STANDARD / VIVID / SEPIA / MONOCHROME / BIMO / YELLOW / BIYORI / MORIYAMA / CROSS PROCESS / COLOR NOISE
スピーカー: 無し
三脚穴: 有り
マイクロフォン: 有り
PCカメラ機能: 有り
ファイルフォーマット: JPG / AVI
LCDディスプレイ: 1.5” TFT LCD
メモリー: 内蔵 16MB DDR + 外部Micro SD Card (最大 32GB, カードは付属しません)
電池: リチウムイオンバッテリー
対応言語: 日本語/英語/簡体/繁体
PCインターフェース: USB 2.0
サイズ: 64 x 40 x 16 mm
対応パソコン: OS Windows XP / Vista / 7、Mac OSX、Linux
アクセサリー: USBケーブル / 取扱説明書 / ストラップ / USB ACアダプター
プリンタ用画面
友達に伝える

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック